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講師について
2018年度第4回Peach Women’s Business School

大阪・京都・神戸及び名古屋、東京など関西、関東を中心に研修事業を展開しているピーチコーポレーション(株)です。
これまで数多くの企業様にコミュニケーション研修をご提案させていただいております。

本日は7月25日水曜日に開催された第4回Peach Women’s Business School の講義の様子をご紹介します。

今回は、女性クリニックWe富山 院長 種部恭子先生をお招きし、
「女性の健康と生き方」をテーマに講義をしていただきました。

日本で女性活躍が叫ばれ始めて久しいですが、なかなか進んでいないのが現状です。
スエーデンでは働いた時間に応じて年金額が決まるそうで、女性も仕事を辞めないとのことです。
また、日本でも福井県や種部先生がいらっしゃる富山県では女性の就職率が高く、
人口が少ないのを全県民が認識しており、女性だけでなく高齢者も働いている現状を教えて頂きました。
関西はまだまだ潜在能力があるとおっしゃっていました。

女性が働き続けた場合、ライフサイクルとキャリアプランを考えて計画を立てる必要が出てきます。
特に、子どもを産みたいと考えた場合、仕事の活躍の時期とも重なるのでより真剣に考える必要があります。
今の日本の現状だと、産むのを先にするとキャリア不足になり後々、再就職困難になります。
逆にキャリアを優先すると妊娠しにくくなります。34歳までに産むのが理想とのことでした。
事前に自分の人生をどうしたいか考えておく必要性を感じました。

また、昔の女性と比べて現代の女性は産む子どもの数が少ないので、生涯の月経回数がで大変増えることになります。
驚いたのは、月経と排卵は女性の体を酷使しているという事実。
実は、月経コントロールすることで婦人科系疾患の予防にもなることを知りました。
また、更年期に何が起こっているのか、どのように対処したらいいかなども学びました。

女性の体の話ですが、女性だけの問題ではありません。
「婦人科系疾患を抱える働く女性の年間の医療費支出と生産性損失を合計すると、少なくとも6.37兆円」
(日本医療・健康情報研究所) との調査結果があります。
企業には是非とも女性に合った健診内容をオプションではなく、標準で受けられるように検討して欲しいものです。
研修を通じて、 欧米では当たり前のように教育されている事が、日本では教育されていない現実を知りました。

テンポのいい話し方かつデータに基づいた内容でとても分かりやすく説明してくださり、
受講生はみんな楽しく真剣に話を聞いていました。
種部先生から体のケアを大切にしながら、仕事を続けて欲しいと応援を頂きました。
今回の講義は全ての女性が早い時期に知っておくべき内容でした。

次回は9月3日、「組織論」がテーマです。その様子も後日ご紹介いたします。