MENU
講師について
2020年度 第5回PWBS Professional

本日は10月26日月曜日に開催されたPeach Women’s Business School Professionalの様子をご紹介します。

昨年スタートし、2年目を迎えるPeach Women’s Business School Professionalは更なる女性活躍を後押しするために、既に部下がいる管理職を対象とし、将来の役員候補としても期待される人材の育成を目的とした研修プログラムです。

当日は、講師に株式会社竹中工務店 取締役執行役員副社長の難波 正人氏を迎え、「観光集客のマーケティング」をテーマにご講演いただきました。

現在、新型コロナにより関西・大阪の発展の兆しが高まっていた環境が、観光はもとより戦後最大の経済危機に陥っています。しかしながら、近年ニューヨークタイムズで、「年内に訪れたい52の観光地」というテーマで2017年に大阪が、2019年に瀬戸内の島々がランクインしたこともあり、観光産業はウィズコロナの環境のもと、立ち直っていくと難波講師は考えています。そこで、今回の研修では、このような背景を受け、大阪ベイエリアと瀬戸内を包括的な舟運による観光振興戦略について討議いたしました。

まず初めに、せとうちDMOや観光庁の関連資料を参考に、観光地を活性化させて観光地全体を一体的にマネジメントしていくための取り組みや方針、課題等についてご教示頂きました。

講義後、「瀬戸内ブランドと大阪ベイエリアとのリンケージ」を問題提起とし、「ウィズコロナの時代、大阪・関西・瀬戸内をより魅力的なエリアにしていく為に、どのようなエリア戦略が必要か。どのような改善策があるか(特に舟運について)」という設問に対して、2グループ分かれて議論し、発表を行いました。

日本で様々な事業に挑戦したいという海外企業向けに、瀬戸内ビジネス特区を設け、規制なくドローンの活用やロボット実験の取り組みができるよう、開発の拠点を作るといった意見が出ました。また、ICTを活用し、漁船組合を拠点に「UBER-SHIP」を取り入れ、地域の人口減少や過疎化、超高齢化という問題の解決も図った提案もありました。

各グループの発表に対し、難波講師からは具体的なコメントを頂き、受講生はより深い視点での気づきを持つことができる貴重な時間となりました。

今回の研修は、今年度初の集合型研修で、感染予防対策を徹底した上で研修を行いました。講師や受講生同士での対面が初めてだったため、緊張感もありましたが、グループワークでは終始議論が繰り広げられ、盛り上がっている様子でした。

次回は11月11日、Peach Women’s Business Schoolと合同で、野田聖子氏の講演会とWeb交流会です。その様子も後日ご紹介いたします。