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講師について
2021年度 第2回PWBS Professional

本日は6月23日水曜日に開催されたPeach Women’s Business School Professionalの講義の様子をご紹介します。

Peach Women’s Business School Professionalは今年度で3年目を迎える、更なる女性活躍を後押しするために、既に部下がいる管理職を対象とし、将来の役員候補としても期待される人材の育成を目的とした研修プログラムです。

今回は、講師に、科学技術振興機構 研修開発戦略センター上席フェロー 女子美術大学理事の藤山 知彦氏を迎え、「現代のグローバリズムの規範 ~民主主義・市場原理・科学技術の揺らぎを考える~」をテーマにご講演いただきました。

なお今回の講演は、新型コロナの状況を鑑み、ウェブ講演にて開催しました。

今回の研修では、
・皆さんの価値観は何時、どこで、どのようにして作られたか
・民主主義・市場原理・科学技術 一番信頼しているもの、好きなものはどれか
・民主主義の根幹の一つ、個人情報をどう考えるか(現代日本の課題)

上記内容を、自己紹介と交えて、ご自身の考えをまとめてきてくださいという事前課題があり、各受講生は課題に沿った自己紹介を行いました。

 

自己紹介を通して、各受講者の価値観や考え方について共有することで、自分の価値観がどのように形成されたか振り返る良い機会となったたけでなく、個人の中での当たり前が当たり前でないという多様性の理解にもつながりました。藤山講師からは、自分自身で振り返って、自身の在り方を探る良い機会だったのではないかというお言葉をいただきました。

その後、民主主義・市場原理・科学技術の考え方や歴史を踏まえ、内包する課題について、アメリカ・ヨーロッパ・中国・日本をはじめ各国の事例を紹介しながらご教示いただきました。

また、約10年間でこれら3つの規範が、中国の経済成長によって覆されつつあり、200年規範としてあった考え方に揺らぎが生じている現状をご教示いただいた上で、「今後の日本の経済成長や豊かさにおいて、個人としてどのような価値観を大事に行動していくか」や「日本の経済成長において、個人情報をどこまで開示していくか」など日本人の特有の国民性や他国の事例などを交えて、意見交換を行いました。

 

次回は7月30日(金)「第4次産業革命のもたらすもの」をテーマに行います。

その様子も後日、紹介いたします。