MENU
講師について
2021年度 第4回PWBS Professional

本日は9月10日金曜日に開催されたPeach Women’s Business School Professionalの講義の様子をご紹介します。

Peach Women’s Business School Professionalは今年度で3年目を迎える、更なる女性活躍を後押しするために、既に部下がいる管理職を対象とし、将来の役員候補としても期待される人材の育成を目的とした研修プログラムです。

今回は、講師に、
株式会社NTTデータ経営研究所 フェロー 
一般社団法人応用脳科学コンソーシアム理事・事務局長の 萩原一平氏を迎え、 「人工知能(AI)と脳科学が拓く未来」をテーマにご講演いただきました。

なお、今回は、新型コロナの感染拡大を考慮し、完全リモートでの研修に変更して開催いたしました。

 

前半は、ビジネス社会における脳科学について講義をして頂きました。

ビジネス社会において製品やサービス充実させることよりも、供給側(企業)の脳が、重要側の脳を(消費者)を満足させることが重要である。
つまりは、顕在化しているニーズに応えるのではなく、顧客や社員の脳は何に満足するのか、潜在的なニーズを顕在化させることが重要であるとお話いただきました。
また、組織の中において、働き方改革の視点からみても、経営者や管理者が社員の脳を満足させることが重要であるとご教示頂きました。

脳科学や人工知能が必要とされる以下3つ理由についてご説明いただきました。

・医療の進歩とともに顕在化する脳の健康
・新たな市場構造における「個」を重視した消費者ニーズへの対応
・AI、携帯端末、環境等の普及によるデータ量の増加と電力エネルギーの限界

その後、様々な商品や人の行動を例に、無意識の認知や意識が人間の行動にどのように影響を与えているか、様々な視点からご紹介いただきました。

後半は、「仕事をするうえで、感じているBefore Covid-19とDuring Covid-19の違い」について意見交換を行いました。


意見交換では

・コロナをきっかけにリモートワークが普及し、多様な働き方が施策として進んだ。
・在宅勤務が増えたことで、ワーク&ライフバランスが整った。
・コロナ前もコロナ禍においても、健康への意識は高いことがわかった。
といった好意的な意見がある一方で、
・対面での機会が減ったことで、雑談や小さな声かけの機会が減り、部下の様子を把握することが難しい。
・評価する立場として、リモートワークが増えたことでプロセスを見ることが難しい。
・仕事の質を高めることや、時間の使い方等に自己管理がより重要であると感じた。

といった、働き方の変化が進むことでの様々な側面について各社の取り組み状況等を踏まえた有意義な意見交換の時間となりました。

次回は10月6日(水)「マーケティング」をテーマに行います。
その様子も後日、紹介いたします。