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講師について
2021年度 第6回Peach kokorozasi school

本日は11月17日水曜日に開催された2021年度第6回 Peach kokorozasi schoolの講義の様子をご紹介します。

Peach kokorozasi schoolは今年度で5年目を迎える、異業種交流を通して、新たな気づきや考え方を得ることにより、イノベーションを起こせる人材を育成することを目的とした研修プログラムです。講師にリーディングカンパニーの経営者や、最先端の研究者をお招きし、既存の知と新しい知を掛け合わせることで、新しい知恵を生み出す研修内容となっております。
今回は十分な感染症対策を行った上で、日立造船株式会社のご協力のもと、築港工場にて見学会・講演会を行いました。

 

施設見学では精密機械センターにて、システム機械やプラスチック機械等各種機械を見学させていただきました。各設備の説明に加えて社会へどう貢献しているかといった具体的なお話があり、受講生たちも興味深く聴き入っていました。

そのあとの講演会では、日立造船株式会社 顧問の古川 実氏から「環境のソリューションパートナーを目指して」をテーマにご講演いただきました。

チャレンジ精神がDNAである日立造船の今日までのあゆみや環境への取り組み、これから目指す事業展開等についてお話しして頂きました。

最後には受講生に対し、古川氏は夢を持つことの大切さを熱く語られていました。人生100年時代においては生涯学習を通す中で、夢を持ち一人ひとりがグローバル軸で主役となり、挑戦し続ける姿勢を通すことが必要だとご教示いただきました。

また、会社も個人も大きくなるには、高い目標を掲げることが必要であり、それに向かうことで意識が高まる。たとえば1階、5階、10階と、階が上がるごとに景色が変わり視野が広がるのと同じだ。企業の売り上げも4000億、5000億、1兆円と、上げると見える景色が変わる。それには社員一人ひとりの強い思いと高い志が必要であるというお言葉に受講生たちも大きく頷き、心に響いている様子でした。

その後、ファシリテーターに酒井真理を交え、質疑応答会を行いました。

受講生からの、「造船事業からプラント事業にシフトしてきた日立造船について、どういった経営判断で事業を展開してきたか」という質問に対し、

古川氏は、「その企業の技術蓄積とどれだけの人的資源を抱えているかを総合的に考えた上で、自社の技術領域が届く範囲で着実に事業領域を広げていくことが大事である」と回答されました。

次回は12月9日(木)「変容するライフスタイルとビジネスモデルの破壊・再生 ー新型コロナとDXは何をもたらすかー」をテーマに行います。

その様子も後日、紹介いたします。