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講師について
REPORT
研修・ビジネススクール開催レポート
2025年度 第3回 Peach Women’s Business School

本日は7月2日水曜日に開催されたPeach Women’s Business Schoolの講義の様子をご紹介します。

Peach Women’s Business Schoolは今年度で9年目を迎える、女性管理職を育成するためのプログラムです。
これまでで約300名の卒業生が研修で得た知識や気づきを会社に持ち帰り、それぞれの分野で活躍しています。

今回は、帝国ホテルクリニック 医長 沖永晶子氏をお招きし、「メンタルヘルスケア」をテーマに講義をして
いただきました。

 

 

沖永晶子先生は、帝国ホテルクリニックの人間ドック専門施設で内科医をされながら、産業医や産業カウンセラーとしても活躍し、
現代社会でストレスを抱える方々の、身心の健康のケアを目的に様々な活動をされています。

 

講義では、主に日本のメンタルヘルスの現状やストレスへの対処法についてご教授していただきました。

中でも、メンタルヘルスの不調は身近なものであり、対策として身体や行動、
精神にあらわれるストレスのサインを無視せずに立ち止まることの重要性や、
ストレスをなるべく受け入れ、うまく付き合っていくことが大切であり、
ストレスの対処法について4つの対処法を上手く活用してストレスに向き合っていく方法をご教示していただきました。

また、個人のみならず企業においても、これらのメンタルヘルス対策の必要性があると再度ご提唱いただき、
受講生は認識を新たにしました。

 

研修の前半では、ペアになって一人ずつストレスの解消法を発表し、それぞれの解消法を共有しました。

 

 

さらに、実践的なセルフケアとして、座ったまま自宅や職場でできるマインドフルネスを体験しました。

後半では、今年初めてのワークとなる“死の疑似体験”をしました。
7枚の白紙の便箋に自分が大切にしている項目を記入し、”死の疑似体験”を通してそれらを手放していくというものです。
受講生は、静かに自分の内面と真剣に向き合っている様子でした。

最後に、半年後の自分にあてた手紙を書き、受講生はそれぞれに未来の自分へと意識を向けて想いを巡らせ、また自身を整える時間となりました。

 

アンケートでは、

「自分の物事の考え方はメンタルヘルスケアにおいてはマイナスな効果のあるものだと気づきました。
考え方は癖なので治せるというお話を聞き、今後そういった考えになっていると気づいた際には考え方を変えるように意識しようと思いました。
人によって感じ方や考え方が異なるが、どういったスキームでマイナスな考え方が生まれるのか、
何が原点の思考となっているのかについて興味がありもっと学びたいと思いました。」

 

「今回の研修では「死の疑似体験」を通じて、自分の人生で本当に大切なものを見つめ直す貴重な機会を得ました。
例えば、家族や友人との時間の大切さや、自分の健康を優先することの重要性を再認識することができました。
今後はセルフケアも意識しながら、周囲との関係性をより良いものにしていきたいと思います。」

 

「「先輩だからもっと良いアドバイスを言うべき」「家事はここまで必ずやるべき」とべき思考に陥りがちなところがあり、
自分で自分にストレスをかけていることに今回の研修で気付かされました。考え方のクセを変えていければと思っています。
また、研修中に行った死の疑似体験では、感情をそぎ落とされたような不思議な感覚になり、
自分のなかで大切にしていることが明確になったような気がしました。」

 

といった感想がありました。

 

次回は、8月7日(水)「キャリアデザイン」をテーマに行います。

その様子も後日紹介いたします。