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講師について
REPORT
研修・ビジネススクール開催レポート
2025年度 第5回 Peach Women’s Business School

本日は、9月17日水曜日に開催された第5回Peach Women’s Business Schoolの講義の様子をご紹介いたします。

Peach Women’s Business Schoolは今年度で9年目を迎える、女性管理職を育成するためのプログラムです。
現在、約300人の卒業生が研修で得た知識や気づきを会社に持ち帰り、それぞれの分野で活躍しています。

 

今回は、株式会社ポジティビティ 代表取締役 松岡孝敬氏を広島県よりお招きし、
「ロジカルシンキング」をテーマに講義をしていただきました。

 

 

 

講義では、ロジカルシンキングがビジネスにおいて意思決定やコミュニケーション、
プレゼンテーションに役立つスキルであることをご教示いただきました。

まず、ロジカルシンキングの3ステップとして「空・雨・傘」といった理解しやすい事象を用いて
トゥールミンモデルを説明していただき、トレーニングやグループワークを交えながらご講義いただきました。

 

 

 

日常的に人はビリーフという無意識下の捉え方や認知によって行動が決定されているため、
ロジカルシンキングにおいては、「相関関係」と「因果関係」を見分け、論拠を深掘りし、
また、隠れやすい論拠や原因、背景を的確に構築し、わかりやすく主張することが大切であるとご教示いただきました。

 

 

 

後半では、各要因を組み立てるトレーニングをいくつかの例題に沿ってご教示いただき、
徐々にワークが複雑になるにつれ、受講生の取り組みも一層熱心になっている様子でした。

 

 

アンケートでは、

「トゥールミンモデルの6つの要因を整理していくことで、主張の確からしさを明確化できることに驚きました。
自分自身の主張をわかりやすく、かつ力強いものにするためにも、客観的に6つの要因を整理し、
論拠が脆弱である点をはっきりさせた上で、そこをブラッシュアップしていくことが大事だと強く感じました。」

 

「日々の業務において、自分の伝えたいことが相手に意図通りに伝わらなかったり、
相手からの指摘によって自身の検討不足を実感したりする場面は多い。今回の研修を通じて、
その理由は、論拠を相手に伝えられていないこと、またその論拠の広がりや深みが不十分であることだと認識した。
クリティカルシンキングの習得によって、実務がより効率的に、納得感をもって進められると感じた。」

 

「ロジカルシンキングというトピックス自体は分かりやすかったですが、
いざトレーニングやグループワークの問題に取組んでみると悩む場面が多く、頭を使った研修でした。
講義を聞くだけでなく、ワークの時間が多かったので楽しくあっという間に感じました。」

 

といった意見がありました。

 

次回は、10月10日(金)Peach Kokorozasi School Plus と合同で見学会+ワークショップ、

「植物工場の社会実装に向けた取り組み」をテーマに行います。

その様子も後日ご紹介いたします。