本日は5月29日に開催された2025年度 Peach Women’s Business School / Peach Kokorozasi School Plus 合同開講式・基調講演の様子をご紹介します。
Peach Women’s Business School は今年度で9年目を迎える、女性管理職を育成するためのプログラムです。
Peach Kokorozasi School Plus は2017年から2021年まで行っておりましたPeach Kokorozasi School を刷新し、
イノベーション人材を育成することに加え、多様性や持続可能性など多くの「プラス」を生むプログラムです。
現在、合わせて500人以上の卒業生が研修で得た知識や気づきを会社に持ち帰り、それぞれの分野で活躍しています。

開講式では、年間カリキュラムおよび講師のご紹介、Peach Women’s Business School 8期生と
Peach Kokorozasi School Plus 8期生からの歓迎の挨拶、受講者の自己紹介が行われました。
年間カリキュラムの紹介後、担当講師から、研修へのモチベーションアップに繋がるお言葉をいただきました。


基調講演では、同志社大学 法学部・教授 村田 晃嗣 氏をお招きし、
『今後の日米関係と国際情勢』 という講演テーマでお話しいただきました。

はじめに、日本のメディアが伝えていないトランプ政権の情勢の中軸をお話しして下さいました。
次に、宇宙規模の高度科学技術が国際情勢の影響を受けていることや、世界経済とアメリカ経済の問題点、
トランプ政権の日本への影響についての動向など、多岐にわたる内容の演説で、会場も熱気に包まれていました。
講演では、トランプ政権で起きているいくつかの矛盾点を挙げて、今後この矛盾点をどのような形で解消できるのか、
またトランプ政権後のアメリカに日本は対応できるのかなど、具体例を挙げながらお話をして頂きました。
村田氏の軽快でスピード感溢れる語り口に、受講生も引き込まれて大変熱心に聴いており、質疑応答の時間では積極的に質問し、
一年後の受講生の成長や雰囲気の変化が非常に楽しみとなる開講式・基調講演でした。

研修後のアンケートでは、
「ニュースだけでは理解できないアメリカの政治状況について拝聴出来、とても有意義だった。
中国企業の内製化の動きも強まっていると感じている。このように政策がビジネスに及ぼす影響の大きさを実感する中で、
今後のアメリカの政治状況やそれに伴う日本の状況について、今回ご講演いただいた内容は参考になると感じた。」
「トランプによるパフォーマンスの目的、そこにはばかる多くの矛盾など世界情勢を分かりやすく教えていただき、大変勉強になりました。
今後は、政府も企業も目的達成のためには、組織で次の政権を見据えたアプローチの準備が重要とのことで、規模の大きい話ながらも、
このトランプが投げかけているリスクをどうチャンスに変えるか、今からみんなの力の底上げが必要であることを学びました。」
「講師は、強いリーダーが日本には少なくなっていることや、日米関係が選挙の影響を受けやすいことについても言及しました。
政治家がどのようにして支持を集めるのか、その裏側の努力や工夫について理解が深まりました。
特に、トランプ大統領の政策の矛盾や日本の人口減少の問題については、今後の国際情勢や国内の課題を考える上で重要な視点を提供してくれました。」
といった意見がありました。
次回の研修は、
Peach Women’s Business School第2回目の研修は、6月12日(木)「アウェアネス」
Peach Kokorozasi School Plus第2回目の研修は、6月19日(木)「AIの本格普及とエネルギー需要への影響」
となります。
その様子も後日ご紹介させていただきます。
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