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講師について
2025年度 第4回 Peach Women’s Business School

本日は8月7日木曜日に開催された第4回Peach Women’s Business Schoolの講義の様子をご紹介します。

Peach Women’s Business Schoolは今年度で9年目を迎える、女性管理職を育成するためのプログラムです。
これまでで約300名の卒業生が研修で得た知識や気づきを会社に持ち帰り、それぞれの分野で活躍しています。

 

今回は、帝塚山学院大学 リベラルアーツ学部教授、Link Next社会研究所 代表 飛河智生氏をお招きし、
「キャリアデザイン」をテーマに講義をしていただきました。

 

 

前半では、日本の企業もジョブ型雇用への転換が始まっており、個人のキャリアに対する考えや成長が求められ、
さらに働き方をめぐる環境変化もめまぐるしくなる中で、今後は個人の強みを活かせるように
キャリアを自律しておくことが重要であることをご教示いただきました。

次いで、人生100年時代の自己キャリア形成について、「自分」「会社」「社会」の3つ視点から
飛河講師のご経験や思いを交えながら幅広くお話いただきました。

 

 

後半のグループディスカッションでは、現在のキャリア形成における不安や悩み、
相談したいことについて意見交換を行いました。

各グループに飛河講師にも入っていただき、受講生からは、

「女性のライフイベントの部分で、自分だけではなく他に考えないといけないことが多いです。」
「今後の自身のキャリアの軸をどのように考えたらいいか悩みます。」
「先輩など周りを見るともっと働かなければと思い、役職が上がれば色々と見えてきて、ワークライフバランスを取ることが難しく感じます。」

といった不安や悩みが挙げられ、飛河講師にアドバイスをいただきました。

 

 

アンケートでは、

「私は現在、人事部の採用担当として業務に携わっていますが、弊社人事部は社員の自発的なキャリア形成を目的として、
様々なキャリア形成や人材育成に関する制度の整備を進めてきました。その組織の中で働く中で、
自発的なキャリア形成の重要性は理解しているつもりでいましたが、今回の飛河先生の講義を通じて、
キャリアデザインが必要となりつつある社会的背景や会社の人材育成としてあるべき姿を学び、その重要性を改めて認識しました。
まずは、キャリア形成を発信する人事部の一員として、これまでよりも前向きに自分のキャリアに向き合うことを習慣づけたいと思います。」

 

「自分の人材育成、会社での人材育成、社会での人材育成の3つの視点を意識して行動していきたいと考えています。
「キャリア」とは会社内での役割にとどまらず、自分自身の人生全体、
そして社会に対してどのように貢献できるかまでを含めて考えるべきだと学びました。
これまで、自分の能力を社会に提供するという発想を持ちあわせていませんでしたが、今後は会社生活の引退後も視野に入れながら、
どのようなキャリアを歩んでいきたいのかを広い視点で考えていきたいと思います。」

といった意見がありました。

 

次回は、9月17日(水)「ロジカルシンキング」をテーマに行います。

その様子も後日紹介いたします。