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本日は10月31日(金)に開催された第8回Peach Women’s Business Schoolの講義の様子をご紹介いたします。 Peach Women’s Business Schoolは今年度で9年目を迎える、女性管理職を育成するためのプログラムです。
今回は、奥村・千村税理士法人 代表社員 税理士 公認会計士 奥村 圭氏をお招きし、
研修では、
前半では、簿記や財務会計の基礎知識から始まり、財務三表の関係性にて取引がどう反映されるか、
その後は、運転資金や変動利益の計算について図を用いてご説明いただき、数字に馴染みのない受講生でもイメージしやすくなっていました。
最後のグループワークでは、化粧品の卸売業を例にして、目標数値を達成するための対応策を考えました。
アンケートでは、 「ワーク①から④まで順を追って進めてくださったおかげで、最初は仕訳の基本から始まり、次は損益分岐点や利益の計算、そしてワーク④の実際のビジネスで起こるようなイベントによる財務への影響まで、実践的な内容を学ぶことができました。特にワーク④では、ちょっとした条件の違いで利益や資金が大きく変わることに驚き、財務会計が経営に深く関わっていることを実感できました。」
「今回の研修を通じ、普段業務で目にしている会社の「数字」が、どのようなプロセスを経て作成されているのかという部分を深く知ることができました。財務諸表の数字は、資産の評価額や、将来の入出金を織り込んだ想定の金額など、様々な非現金要素で構成されており、会社の真の資金力や企業価値を評価することの難しさを改めて認識しました。自身の業務においては、これまで会社の経営状況を各種指標で評価するに留まっていました。しかし、その評価結果を、具体的な業務の「改善策」や「事業の展開」といった戦略的なステップにまで結びつけることが、最大の課題だと認識しています。今後は、数字を分析する際、「当社の状況にとって最も適切な改善策は何か」「この数値をどのように変化させれば事業展開に貢献できるか」という、深い分析と考察をセットで行うようにしたいと思います。」
「財務会計作成は自身の業務範囲外ではあるが見るという事の大切さを学んだ。又、講義で行ったワークは事業所の経営数値を見ると共に取引先毎に損益と資金繰りを割り出し改善にもつなげていき実務に於いて活かしていきたいと思います。大変、貴重な講義でした。」
といった意見がありました。
次回は、11月18日(火)、「対人関係構築論」をテーマに行います。 その様子も後日ご紹介いたします。
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