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本日は11月12日水曜日に開催された第8回Peach Kokorozasi School Plus の講義の様子をご紹介します。
Peach Kokorozasi School Plusは、女性管理職を対象とするPeach Women’s Business School Professional と統合し、
イノベーション人材を育成することに加え、多様性や持続可能性など多くの「プラス」を生むプログラムです。
今回は講師に、エルドリッヂ研究所代表 ロバート・D・エルドリッヂ氏を迎え、
「国際社会の中の日本 日本の中の国際社会」をテーマに講演をしていただきました。

前半では、エルドリッヂ講師のこれまでのご経歴や日本とのつながりについてご紹介いただきました。
その中で、研究活動や業務を進めるにあたり、実際に現地へ足を運び、
人々と直接対話するという「現場主義」の姿勢が、いかに重要であるかについてご教示いただきました。
さらに、国際社会が日本に求める姿や役割についてのご説明を通じて、活力ある日本への期待が、一層高まっていることが感じられました。
そのうえで、日本が再び活気を取り戻すための鍵として、地域の力を引き出す「地方創生」の必要性が強調されました。
こうした背景を踏まえ、人口減少や人材不足が深刻化する日本において、
地方創生や人材育成、起業家精神がいかに重要であるか、受講生は身近な問題として捉え、積極的に学びを深めていました。

後半の討論会では、
「国内外の変化の中で、日本の企業(自社)のあるべき戦略とは何か」
「実際に地方創生のために自社が現在どのような取り組みを行っているか」
「自社が求める日本人の人材とはどのような人か」
をテーマに議論が行われました。
「企業が地方と歩調を合わせて地方創生を進めることの難しさ」や、
「都市部への一極集中が進むことで地方の声が企業に届きにくい」という問題点、
一方で、「地方の現場に赴いたことで、住民のニーズを正確に掴むことができた」という利点など、
さまざまな角度から意見が交わされ、充実した時間となりました。
エルドリッヂ講師からは、討論会での意見や疑問を踏まえ、
自社が地方創生や日本の国際競争力を高めるために何ができるのか、
また、必要とする人材を集めるために、企業はどのように取り組むべきかといった点について、
受講生が今後に活かすことのできる考え方や知識をご講話いただき、非常に有意義な機会となりました。

次回は12月12日(金)「「戦略的思考」で読み解くビジネスと社会」をテーマに行います。
後日、その様子もご紹介いたします。
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